PRODUCT INTRODUCTION 製品紹介

CPレジンA 1,3-PBOPBO

用途

CPレジンA成分 1,3-PBOの用途は大別して次の2つに分類されます。

  • CPレジンの主剤(A成分)
  • 各種樹脂の改質剤

CPレジンA成分 1,3-PBOに関して

※C・・・コマーシャルスケール、P・・・パイロットスケール、L・・・ラボスケール

製品名
Abbr. Cas No.
Chemical Abstracts Service
登録番号
化学構造式 又は 分子式 国内法規 容器形態 充填量(kg)
MITI No.
化審法番号
供給体制
 2,2’-(1,3-Phenylene)bis-(2-oxazoline)
 2,2'-(1,3-フェニレン)ビス-(2-オキサゾリン)
1,3-PBO 34052-90-9 1,3-PBO 紙袋 20
5-5683 C

CPレジンのご紹介

CPレジンは1,3-PBOを主剤とし各種硬化剤との組み合わせにて硬化させた熱硬化性ポリアミド樹脂です。
高硬度で耐熱性に優れた特性を示す一方、同等の耐熱性を示す樹脂に比較してポリアミドである為、伸び率が大きくまた耐衝撃性に優れる特性を有します。
主に、スポーツ用品や摺動性部品に採用されております。

■CPレジン各種樹脂の物性に関して
◎CPレジンKタイプ(アジピン酸硬化)の代表物性(ナチュラル樹脂)
番手 K-215 K-217 K-220 K-222
比重 1.29 1.29 1.30 1.30
硬度 ショアD硬度 90 90 92 93
バーコール硬度(934-1) 45 50 55 55
ロックウェル硬度 M 111 114 121 120
引張特性 強度(MPa) 120 130 134 98
伸び(%) 6.8 5.9 4.3 2.5
曲げ特性 強度(MPa) 188 210 224 221
耐衝撃性 アイゾット耐衝撃性(N/㎡) 9.1 7.3 5.8 4.0
耐熱性 熱撓み温度(℃) 93 107 125 145
吸水性 常温吸水率(%)JIS K 6911 1.5 1.3 0.9 0.8
◎CPレジンMタイプ(ジアミン硬化)、PMEタイプ(エポキシ変性Mタイプ)の代表物性(ナチュラル樹脂)
番手 M-12 M-14 M-20 PME-221
比重 1.24 1.24 1.25 1.23
硬度 ショアD硬度 90 91 92 90
バーコール硬度(934-1) 45 50 55 48
ロックウェル硬度 M 118 120 121 117
引張特性 強度(MPa) 130 143 143 119
伸び(%) 6.3 7.0 5.2 8.6
曲げ特性 強度(MPa) 200 214 235 177
耐衝撃性 アイゾット耐衝撃性(N/㎡) 7.9 11.7 5.9 6.1
耐熱性 熱撓み温度(℃) 154 177 214 167
吸水性 常温吸水率(%)JIS K 6911 0.18 0.22 0.26 0.18
■成型方法

CPレジンの原料は固体の物が多く樹脂原料を110~130℃で融解して調整する必要があります。
この樹脂液を用い150℃以上の硬化温度にて注型法やRTM法を用いて成型致します。

添加剤としてのCPレジンA 1,3-PBOに関して

以下の用途に使用されています。

  • 熱硬化性樹脂の改質(フェノール樹脂、エポキシ樹脂)
  • 熱可塑樹脂の改質(加水分解抑制、鎖伸張効果、分散安定剤等)

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